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September 13, 2004

「バレエ・カンパニー」 バレエ・アカンパニー

☆☆

この監督、いい映画いっぱいつくってるんだけど、バレエに興味ないのね。だって、バレエに興味あったら、あんな演目、恥ずかしくてクライマックスに持ってこないよ。

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「スウィングガールズ」 スウィングしそこなっても許しちゃう

☆☆

どうもこの監督の映画というのは、もうひとつうまくないのだけれど、憎めない。性格の良さが表れているんだろうね。仲間たちが増えていく過程とか、「人間には2種類しかない」の決まり文句とか、ギター抱えた2人組とか、もっと決まりそうなところが80%くらいのところでスカスカになる。どうも100%がんばってみました、というのが恥ずかしいんだな、この監督は。それがスカスカの空気にならず、さわやかな感じになってしまうんだから、才能あるんだろうね、やっぱり。

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September 11, 2004

「ドリーマーズ」 ベルトリッチよ、おまえもか

かつてあんなにキラキラした映画をつくったのに、今は見る影もないという監督がいます。たとえば、ウイリアム・フリードキン、たとえば、ピーター・ボグダノビッチ。こういう人たちを人々は「枯葉監督」と呼んでいます。そしてまた、ベルトリッチも枯葉監督の一員になろうとしています。かつての映画の一部を引用、再現した部分を見れば一目瞭然です。引用元の映画に比べていかに弛緩した映像になっているか。「暗殺の森」はどうした。「1900年」はどうした。あれは幻だったというのでしょうか。無念!

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「父と暮せば」 りえと暮せれば、ドームでもいい

☆☆☆

宮沢りえがここまで魅力的な女優になるなんて誰が想像したでしょう。貴の花と浮名を流していた頃が嘘のようです。そしてこの映画には真理があります。原爆で仲間を失い自分だけ幸せになってはいけないと思っている娘に父親は言い放つ。「俺の孫がほしいんだ」。何があろうと自分のDNAを次の世代につなげていくこと。これが人の原点なんだということ。人間、生きてる価値はそこにある。いや、人間を含め、これ、生きとし生けるものの本質ですから。もはや珠玉の作品。

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「丹下左膳余話・百万両の壷」 走れ、伝次郎!

☆☆☆☆

壷を取り返しに行くときのあの走り方を見よ!これぞ、キネマ、これぞ、活動大写真!大河内伝次郎というのは昔々の役者だと今まで無視してきた自分の不明を恥じつつ、こう言い切ってしまおう。日本の娯楽映画はこの映画ができた1935年以来70年まったく進歩していない。山中貞雄、大天才。

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September 06, 2004

「華氏911」 予告編がすべて。怒りの温度は華氏911。

☆☆

なんてことだ。予告編にあるもの以上の発見は何もない。前作「ボウリング・フォー・コロンバイン」にはあった、思索するフィルムといった趣がまったくないのも残念だ。しかし、こんな映画、日本で作れるだろうか、と思うとアメリカはまだまだ自由の国に見えてきたりする。

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